2017/6/23 Code Orange @ RCA Club, Lisbon, Portugal
最近はライブレビューもご部沙汰しておりました、行く場所もライブ内容もマンネリ化していたのであえて細かくレビューは書いていませんでしたが、先日少し特殊(?)な箱+ライブへ足を運んだので記録しておこうと思います。音楽の守備範囲はかな~り広いと自負しておりますが、これほどまでにハードなものは自身初だったもので…加えて場所もいつもとは変わってみなさんにもあまり馴染のないポルトガル・リスボン、生粋のリスボンっ子たちのアンダーグランド界隈の様子など忘れる前にまとめておきたいと思います。
今回はユーラシア大陸最西端ポルトガルの首都リスボンにて Touche Amore × Code Orange の2マンライブに潜入しました。20:30開始ということで20:00過ぎくらいに到着、会場に到着するやいなや目に入ってきた光景ににやにや。全身黒ずくめで入れ墨だらけなでかいピアスをしたロン毛の兄ちゃんたちなど、アウトローな人々が列をなしていました。
その場に物凄く不釣り合いなアジア人僕はおどおどしながらもなんとか会場内へ、会場は1階と2階に分かれており、1階にステージ+バーカウンター、2階はベンチとトイレというシンプルなつくり、満員というわけではなかったので2階からもステージを見下ろしたりしながら楽しむことができました。大阪の箱の規模でいうとBig Catくらいのサイズかな。
前座は2組、ポルトガルのエモ・スクリーモ系バンド Somber Rites とUKのハードコア・ミクスチャーバンド(名前不明)、この2組は会場をうろちょろしながら流し見、UKのバンドのデスボイスの低音が凄すぎてテンションが上がる。キッズたちもハードコアダンスを競い合い、何人かは殴られて最前線より離脱、会場の雰囲気も相まってまさにリアルファイトクラブ状態。22時にもさしかかろうかという頃、遂に今回のお目当てCode Orangeの登場に湧き上がる会場。内臓に響く図太いサウンドとボーカルのスクリーム、疾走感のあるメタル的雰囲気も含みつつヘビーな縦ノリを煽ったと思いきやどこかインディー感のある曲も、と多彩な流れが魅力的なバンドというのが第一印象。紅一点のReba嬢がボーカルを取る時はどこかインディー感が、Adventures*の印象が強いからかもしれない。しかし一転して悪魔みたいなJoe Goldmanがベースを振りかざし客を煽ると、ハードコアダンスの応酬が始まり、無抵抗な人にも容赦なしに飛び掛かってくるもんだから恐れをなして2階へ避難するなど、とてもエキサイティングなギグでした。それにしてもメインボーカル+ドラムのJami Morganはどんな身体してるんだ、ドラムボーカルは本当に恐れ入ります。しかもハードコアバンドのドラムですからね、8ottoとかWhitneyなんて比べ物にもならん肺活量が必要だろうに。
余談ですが、The Adventures とは Code Orange に所属するメンバーから3人が参加している別プロジェクトである。かなりインディーしていて Code Orange からは全く想像もつかないようなバンドです。こちらのルートから Code Orange に入ったのは僕の趣味からして想像できるかと思います。かっこいいので聴いてね、こっちの活動を本格化して欲しいな。
今回の背景について:背景というほど大袈裟なものではないんですが、仕事でポルトガルに行く機会があり、なんとなくライブ情報などを漁っているとCode Orangeの文字を発見、すぐさまチケットの購入手続きへと進んだのでした。ちなみに海外へ行く時に必ずチェックしているのが下記の2つのサイトです。便利ですので海外へ行く機会があればチェックしてみてはどうでしょうか?
Songkick
Bandsintown
ちなみにBandsintownのほうがよりアンダーグラウンドなところまで網羅されているのでお勧めです、今回もBandsintownにてライブ情報をゲットしました。Code Orangeのライブ情報はSongkickには掲載されていませんでした。さらに掘りたい場合は、ベニューの名前を片っ端から検索して、その日のスケジュールを虱潰しに探すしかありませんね、これはなかなか骨の折れる作業です。
チケット発券まで:今回はbandsintownからのリンクを頼りにチケットを入手しました。基本的には枚数を決めてクレジットカードにて支払なのですが、向こうの人の気質なのでしょうか基本的にゆっくりしています。こちらから、カード支払いの手続き終わったからチケット送ってって言わないと連絡ないし、訊かれていた名前とID詳細送ったら、日程違うチケット送られてくるしで、とにかく時間には余裕をもって対応したほうが良いです。
会場まで:今回はリスボンの北にあるRCA Clubというベニューにて行われました。Alvalade駅から徒歩で10分くらいなのでアクセスは良好ですが、帰りの時間には注意したほうが良いです。地下鉄の終電はだいたい夜中の1時くらいらしいので、地下鉄でリスボン中心地にて宿を確保している人は問題ありませんが、少し外れている人は要注意。
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