FUJI ROCK FESTIVAL 2015 まとめ③

2015.7.26.Sun フジロック3日目

夢のような3日間はあっという間に終わってしまうものです。フジロック前に密かに走り込みを行っているので体力的にはまだまだいけるのですが、ああもうすぐ終わってしまうという喪失感に次第に精神がやられていく傾向が見える3日目です。この日も朝からかんかん照り。前の日遅くまで遊んでいましたので必然的に次の日の朝も遅くなるやつでManic Sheep間に合わず。とりあえずceroから

Cero → the telephones → Johnny Marr → 椎名林檎 → Ryan Adams → RIDE → Fka Twigs → Noel Gallagher(Don't Look Back in Angerの大合唱のみ参加)

うーんこのグリーンに居座りっぷり、今年は総じて忙しくない(あまり見たいのがない)。この日は後半戦メインでしたので前半はふらふらっと、cero最初だけ見てヘブンのほうへ、今年売られていたラムチョップが物凄い人気らしいとのことで食べに、うーん最高。昼間からラムチョップとビールで夢ごこち。Cero人気だけどカクバリズムの良さが僕には全くわかりません。Ceroとか星野源とかみんなお洒落でハッピー☆みたいなすっからかんなコンセプトがどうも好きではありません。あと、群を抜いて酷かったのがthe telephones、金切り声でディスコッー!!ていうだけのクソバンド、うるさいです、全く良さがわかりませんでした。3日目は出だしからなんだか損した気分に。Todd Rundgrenの異様なステージも逃してしまった。ううむ。

そんな雰囲気を吹き飛ばしてくれたのはジョニーマー師匠のギターでした。ギターで歌うねえこの男。The Smithsの曲もやってくれた、突然雰囲気変わったから一瞬で分かったなと。そして椎名林檎姐さん話題になっていますがとてもセクシーな格好に変化してくれました、その刹那サングラスを眼鏡(度入り)に切り替えたのは言うまでもありません。それにしても浮雲こと長岡亮介のえぐさ、ペトロールズ見に行ったらよかったかな…こういう後悔もありきなのがフジロックですね、なんせすべて見ることは不可能なので。そう考えるとグラストンベリーなんかストレスとサティスファクションの鬩ぎあいやでえ。なんてことを思いつつRyan Adamsのさわやかなバンドサウンドで浄化、非の打ちどころがないすねこの男。前回のフジロックでは雨で散々らしかったのでレッドマーキーにしてもらったんだろうか笑


RIDE

今年2回目のRIDE、前回はロンドンで。あの体験がまたできるなんて(大阪の単独公演も行くんですけどね)と胸を高鳴らせ、グリーンステージのかなり前方へ。開始前のステージは青い靄が、ひんやりと静まり返った苗場に轟音が。ノイズ存分に浴びて身も心も浄化された気分です。やはりアンディ・ベルの一番人気、黄色い声援が飛び交う中たんたんとしたプレイが続く。どこで盛り上がるわけではないがふつふつとしたものが込み上げる感覚はいつでも良いものですね。ただひとつ言いたいことは、こんなもんじゃないということ。苗場でRIDEこんなもんかふーんて思った人は単独へぜひ、やはり室内で音をこもらせて時間もめいっぱいやってもらわないと、特に最後のノイズのところ。マイブラのそれとは質が別、どっちが良いとかはないけど。セットリストも順番変えてきているのは国によって好き嫌いあるからなのかメンバーの意向なのかわかりませんが、僕の一番好きなCool Your Boots飛ばされていた、無念。もう一回聴きたいんじゃ~!


セットリスト

1. Leave Them All Behind

2. Like A Daydream

3. Polar Bear

4. Seagull

5. Sennen

6. Chelsea Girl

7. Chrome Waves

8. Black Nite Crash

9. OX4

10. Time of Her Time

11. Dreams Burn Down

12. Taste

13. Vapor Trail

14. Drive Blind


FKA Twigs

FKAとはFormerly Known Asの略なんだとか。

前評判から期待に胸を膨らませていましたが、これはまた「未知との遭遇」というタイトルが相応しいかと。どの時代にも異端児は現れるわけで、James Blakeと出会った時のような感覚と似ています。Young Turksと契約しただけあって演奏のミニマルさ(音は物凄い迫力だけど)がレーベルらしさ出てる。高温中心のボーカルと気持ち悪いダンス、そして大気が震えるほどの重低音がクセになる。途中忍者みたいな物凄いダンサーがでてきたけどあれは師匠かなにか?みんな不思議なものをみる目でステージを見つめてあんぐり状態。これからどの方向へどのように昇華していくのだろうかとても楽しみである。鬼気迫るステージが続いていたがラスト前のMCで喋り出すFKA Twigs、その声が可愛すぎてギャップで悶えた男性陣も多いのでは?なんだか不思議な魅力たっぷりのステージでした。


セットリスト

1. Preface

2. Figure 8

3. Video Girl

4. Pendulum

5. Water Me

6. Papi Pacify

7. Numbers

8. Give Up

9. In Time

10. Glass & Patron

11. Two Weeks

12. How's That

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